コエンザイムQ10製品の選び方

現在では、日本人であれば誰でも名前を一度は耳にしたことがあるであろうといえるほどブームが沸き起こっているコエンザイムQ10についですが、もともとコエンザイムQ10は、ユビキノンという名前で、心臓の機能を向上させることを目的としている心臓病の薬として医師たちが処方していました。
最近では、アンチエイジングを目的としている人たちが多いのはよく知られていることですが、アスリートが身体能力をアップさせることができるなどといったような燃焼系のダイエットサプリメントとして愛飲している人も増えてきているようです。
そんな中高年の人たちにとって強力なパートナーともいえるこちらの成分についてですが、特殊加工をされていないサプリメントにおいては、吸収率がたったの10%だと言われているのです。
つまり、特殊加工されていないコエンザイムQ10を一日100mg摂取したとしても、身体の中へ吸収されるのは、たったの10mgだといわれています。

その吸収率の低さに驚いてしまう人も多いでしょうが、実際に、残りの90%は排泄されてしまうのです。
そこで、吸収率を高めるために特殊加工をしているサプリメントが販売されるようになりました。
こちらの成分は、本来であれば、油に溶ける性質を持つ脂溶性の成分です。

それが水になじむよう小さい粒にしたことで、こちらの成分を摂取するうえでの用途の幅が広がり、吸収率が改善されました。
たとえば、吸収率が20%になったとすると、50mgをサプリメントで摂取した場合、吸収される量は10mgとなります。
結果としては、特殊加工されてない100mgのサプリメントと同じくらいの吸収量が得られるということになります。
そこで、コエンザイムQ10サプリメントの選び方についてですが、こちらの成分が含まれているサプリメントを購入する時に、含有量だけを見るのではなくて、吸収量についてどういった表示をされているのか確認した方がいいでしょう。
そういったことを見極めることが、摂取した効果を高めることができるのです。