コエンザイムQ10が含まれている食品

コエンザイムQ10が含まれている物質としては、豚肉などの肉類やイワシなどの青魚などといったような魚介類に多く含まれている脂に溶ける性質を持つ物質のことで、人間の身体の中で合成することもできます
また、生物界において、広汎に分布しているキノン構造を有している物質であることからも、ユビキノンと呼ばれることもあるようです。
こちらの物質は、ビタミンではないのですが、ビタミン様物質として広く知られているようです。

ビタミンと名前がつく定義としては、微量で身体の代謝において重要な働きをしているのにもかかわらず、自分では生成することができない化合物のことをいいます。
こちらの物質の身体の中における働きとしては、電子伝達系においてのコエンザイムと呼ばれている補酵素として身体のなかにおけるエネルギーの単位でもあるアデノシン三リン酸を生産するうえで関与していることです。
また、抗酸化物質として注目されているようです。

食事から摂取するコエンザイムQ10というのは、小腸において吸収された後にリンパ管を経て血流に入っていきます。
その吸収率は、残念ながらあまり高いとはいえず、摂取した量の約60%程度は吸収されることなく排泄されるという報告もあるようです。
また、摂取した量の約3%程度は、血漿のなかで分布しているというデータがあるようです。

また、コエンザイムQ10は脂溶性であるため、空腹時に摂取するよりも脂肪が多い食事と一緒に摂取した方が、より吸収率は高まると言われているのです。
身体の中において、こちらの物質は、呼吸活性が高い組織でもある心臓や、すい臓、肝臓、副腎、腎臓などに多く含まれているといえます。
細胞の中では、主としてミトコンドリア内膜や血液中においては、LDLなどにおいてリボタンパク質に結合し存在しているようです。
人の組織の中におけるこちらの成分は、肺と脳以外では、ユビキノールと言われている還元体としての形態をしているようです。