コエンザイムQ10の種類

人間の体というのは、約60兆個もの細胞からできていて、それぞれの細胞というのは、食物から摂取した栄養素を燃やすことによって、生きていくために必要としているエネルギーを作り出しているのです。
しかし、人間の生命活動というのは、消化することだけではなく、筋肉をうごかしたり、呼吸をしたりといったように実に様々です。
そういったすべての生命活動のためにおこなわれる化学反応の触媒として酵素は活動しています。

酵素というのは、タンパク質から出来ているのですが、ミネラルに巻き付いている構造をしている酵素もあります。
タンパク質の巻き付き方や中心となっているミネラルの種類によっても、いくつか種類があり、現在において発見されている酵素はなんと約3000種類です。
こういった消化を助けてくれる消化酵素以外にも、代謝酵素、食物酵素があるようです。
酵素には、消化を助けたり、代謝を助けたり、食品のなかに含まれていて発酵を助けたりするなどといったように、実にさまざまな働きがあるのですが、酵素だけでスムーズに働くことができない酵素もあります。

そこで、補酵素が登場するのです。
たとえば、身体の中でAという物質が酸化されてBになる場合、Aから水素が取り除かれてしまうのですが、そのような酵素反応が起こった場合において、Aの水素を引き取ってくれる相手がいなかったとしたら、酵素やAがたくさんあったとしても、Bという物質を生成することができないため、そこで化学反応はとまってしまいます。
こういった場合に、水素を引き取ってくれるのが補酵素なのです。

コエンザイムQ10とよばれている物質も補酵素なのですが、人間が生命活動をするにあたって、コエンザイムQ10はなくてはならない存在http://www.hitachi-consumer-eu.com/だといえるでしょう。
厳密には、ビタミンの定義に当てはまらないのですが、ビタミンと同じような働きをするために、ビタミンQともよばれています
補酵素にも、ビタミンB群などのさまざまなものがありますが、そういった種類の1つの補酵素がコエンザイムQ10です。